2012年10月5日金曜日

金曜の朝


就職活動をしているぼくには金曜日は何もすることがない
良い求人先を見つけて連絡をしても面接は来週になる
それならば嫌な事は来週月曜日にまわしたほうがいい()
それに日曜日になれば新聞の求人広告で新しい仕事を見つけられるかもしれない
自分の覚悟の問題だから
ある意味時間は無限にあります
明日以降にできる事を今日する必要はありません
ぼくは今朝
暇つぶしに以前からしてみたかったことをやってみました
今年2か月間だけパート社員として勤務した
製造工場の出入口近くで待ち伏せをしてみた
(待ち伏せと言ってもストーカー行為ではないです)
車を停めて社員達が出社してくる様子を車の中からこっそりとうかがった
ぼくが人間関係ではなく月80時間を超える残業時間の多さに負けて辞めた工場だ
たった2か月間だったけれど共に働き打ち解けあったパート仲間たち
彼たちが今もパートを続けることができているのか知りたかった
母親と同居している30代独身女性のNさん
離婚して母子家庭ふたり子持ちのSさん
「よくこんなところで働いていられますね」が口癖だった20代女性のOさん
何かと気が合った40代の男性パート社員のWさん
「俺やばいんですよ、ずっとひきこもりで」と言っていた20代男性パート社員のH
ぼくらは奇妙なバランスがとれていた
人間関係は難しい
ひとり多くてもひとり少なくても
バランスがとれずに人間関係がうまくいかなくなることがある
ぼくらは共に同期入社したこともあってか仲が良かった
人間関係で失敗をくりかえしてきたぼくにとっては奇跡な職場でした
彼らは今も元気に働いているだろうか?
もしも皆が今も働いていてくれるのなら
もういちどこの工場で働いてみてもいいな・・・
興味本位だけではなくそんな期待もあった
勤務開始は830
ぼくは730分から9時まで
車の中で工場の出入口をずっと見ていた
勤務開始時間が近づくにつれて
車やバイクが吸い込まれるように工場の敷地に入って行く
元ひきこもりのH君は近所に住んでいて徒歩で通勤している
通勤者に歩行者はひとりもいなかった
どうやらH君は辞めてしまったようだ
見知った顔
おぼえている車
結局誰ひとり見かけることができなかった
もう皆ここにはいない・・・
自分の居場所はここにはないのだ
そんな失意を胸に工業団地をあとにしました

話は変わりますが
80年代後半にペットとして流行した
シベリアンハスキーという犬種を御存知でしょうか?
この犬はあまり人に懐かない
知的な風貌に似合わず
おとなしく無邪気さに欠けている
楽しいペットライフを期待していた飼い主は大いに失望する
当時の週刊紙にシベリアンハスキーはバカ犬と書かれたりもしました
実際飼い主に捨てられて薬殺された犬もいたと聞く
ぼくはそんなシベリアンハスキーと共通項が多い
ぼくも人には懐かない()
ルックスと中身のギャップで他人を失望させたことが何度もある
時にはバカと言われ
時には何を考えているかわからない変人と噂された
だけれども視点を変えて考えれば
彼らは人を楽しませ心を癒させる愛玩動物とは違う
南極でソリをひくことが本来のシベリアンハスキーの役目だ
同じくぼくも
人を楽しませ心を癒させる人間ではないが
労働者として社会に貢献することはできる
ぼくの労働力を活かせる場所
自分の能力を活かせる場所を見つけたい
ただ黙々とソリをひかせてくれるような会社はないものだろうか?
ぼくは今
南極を探している
あの奇跡よもういちど

実はぼくの家もシベリアンハスキーを飼っていました
頭の良い名犬でしたよ
知らない人にまったく吠えませんでしたけれど(笑)

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