2012年7月29日日曜日

パートで生きる


朝日新聞朝刊の生活欄
毎週金曜日の「働く」というコラムで「パートで生きる」という特集が始まりました
ぼくは今年になってから社会復帰をして工場のパート社員をしている
だから毎週ぼくのことに関する記事が載っているわけだ
興味津々で1回目と2回目の記事を読んでみたが予想通りの内容だった

・昔は家計の足しにパートをしている人が多かったが今は長い不況のために本業として働いている男性も多い
・正社員と同じ仕事をしているのに給与が安い
・賞与や福利厚生の面で正社員との差が大きすぎる
・正社員と比べて有給休暇がとれない
1年更新の雇用契約は不安定
・何年働いても待遇は変わらない
・時給制なので仕事ができる人ほど早く仕事が終わって損をする

まあこんな感じ
ぼくからしたらこれらは一般常識だ
正社員と期間契約社員(パート)の格差
もう10年以上も昔から深刻な問題とされてきた歪んだ雇用形態
誰もが知っていることだと思っていたけれど違うのか
今更特集して記事にするまでもないと思う
長い不況のせいでパートという雇用形態が
労働者側(需要)と企業側(供給)でマッチしているのだから
あれこれ問題提起してもどうせ何も解決しない
考えるだけ無駄
労働基準法絡みの問題提起はもういいよ

強い対人恐怖症のため濃厚な人間関係を築くことができないぼくは
正社員と格差があることは承知の上で工場のパート社員という仕事を選んだ
だから休みが少ないのも賞与が少ないのも退職金が出ないのも全然気にならない
実はパート社員であるぼくの悩みはもっと他にある
それは人間関係の希薄さゆえのジレンマだ
正社員ならば定年退職した後もお互いに連絡しあったり
正社員だけの会合やパーティーに参加したり
同僚の結婚式や葬式に参列したり
人づきあいという貴重な財産ができる

ぼくらパート社員は一生懸命働き続けて何が残るというのだろう
パート社員の働く動機も価値観も辞めかたも人それぞれ
ぼくらは互いに干渉しないで表面的なつきあいをしている
それどころか互いに蹴落としあい
ある者は正社員に媚び
ある者は新人パート社員をイジメ倒している
パート社員は勤め先から身を引いたら何も残らない
これまで築いてきた人間関係はすべて無になる
会社を抜けた後も交流が続くパート社員はどれだけいるだろうか

希薄な人間関係を望んで働いているくせに
味気ない日々と何も残らない将来を思うと悲観的になる
希薄な人間関係を選択したパート社員の誰にも言えない悩み
あまりにバカバカしい悩みで新聞の記事にもならないが
そういう気持ちで働いているおじさんもいるのだ
ここに



0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。