2012年7月25日水曜日

廃業はしたけれど


自営業をしていたころの取引先から今年もまたお中元をいただいた
OさんとK
どうもありがとう
カニ缶美味しくいただいています
暑中お見舞いのかもめーるも昔の取引先から数枚いただいた
今でも律儀な人たちはいる



ぼくは廃業したことを取引先に伝えていない
税務署や市役所に廃業届を出したものの
仲間たちには廃業したことを隠し続けている
「景気が良くなったらまたよろしく♪」
廃業後に何度も連絡があったが
あいまいな返答をずっと続けてきた
完全に廃業して約3
仕事から離れた今でも当時のことを忘れずにこうしてお中元をよこしてくれる
経営が順調な時は1000万円以上の売買取引をした仲間たちだ
ぼくのことを今も忘れずにいてくれるらしい
今もお中元をくれるOさんもK君も零細企業の経営者で
今は副業をしたりしてなんとか凌いでいる
ぼくと違って妻子持ちなのによく持ちこたえていると思う

この3年間でぼくは多くのものを失った
一身独立して青年実業家になってやるという野心を失ってしまった
大手取引先に裏切られた絶望感で何もかも嫌になった
(阿部だけは一生許さないぞ・・・)
ぼくはこの3年間ひきこもりを続けたせいで臆病になってしまった
人間不信と自殺願望にとりつかれて日々を過ごした
白髪も増えた
知力も体力も30代の頃と比べて衰えたように感じる

そして人材
ぼくの経営の師匠であるK君の父親は2年前に亡くなってしまった
Oさんの息子は経営難のため昨年今の仕事を離れて中小企業に就職した
他にも亡くなった人や人事異動した人や仕事を辞めた人がたくさんいる
景気が悪いせいもあるから皆ひとつの場所に留まってはいられない
仕事に燃えて充実していた自営業者時代の仲間たち
いそがしい仕事の中で必死に作りあげた人間関係
ぼくの手足をもぎ取るように頼もしい人たちがどんどん失われていく
まるで戦国シュミレーションゲーム三国志の三国時代末期の様だ
あの日には2度と帰れない
良き理解者や何でも言えた相談者たちともう2度と会うことができない
たまらない
心にあいた穴は広がり続け一生塞がることはないのだろう
灯は消えかけている
自営業に再チャレンジしたくても助けてくれる人がいなければ難しい

ぼくが廃業したことを取引先に伝えていないのは
今も自営業に未練があるから
せっかく作りあげた人間関係を失いたくはないから
それがどうだろう
工場のパート勤めも満足に続かない
煮え切らない自分がここにいる

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