2012年6月23日土曜日

鬱とタバコ


仕事を始めてから吸うタバコの本数が減った
ぼくはヘビースモーカーだ
タバコは高校時代におぼえた
どうしてもこれだけはやめられない
タバコをやめた自分の姿を想像できないのだ
ぼくは自宅にひきこもるとタバコを買うためだけに外出する
ただそれだけのことなのに酷く緊張する
近所の人に会ったらどうしようなんて

ひきこもりの人は喫煙者が多いと思う
ぼくにはひきこもりの知人が4人いた
鬱とタバコの因果関係はぼくにはわからないが4人ともヘビースモーカーで鬱病だった
細かく言えば鬱病の人は自宅療養だからひきこもりとは言わない
風邪をひいた人だって治らなければ自宅でゆっくり休養する
鬱病の人には治れば社会復帰できるという希望の光がある
ぼくには無いけれど

でも鬱病というのは不思議な病気だ
鬱病は心の風邪と言われるが風邪の様には簡単に治らない
4人の知人は通院しながら長期間自宅療養していた
過去形なのは
知人のひとりは数年前に奥さんが買い物に出かけた隙に自ら命を絶ったからだ
50代 ひきこもり生活は15年以上だったと奥さんから聞いた
「たまには散歩でもしてみたら?」
奥さんのこの言葉が引きがねになってしまったと彼女はとても悔やんでいた
ぼくも悔しかった

知人のひとりはぼくが自営業をしていたころの取引先の営業社員だ
上司からのパワハラ
不景気で将来への不安のため鬱病になり長い間自宅療養をしていた
高校生と中学生の子供がいる人だからぼくはずっと気にかけていた
ぼくと同じ40代だ
ぼくが気を使わずに会話できた数少ない人でもある
なんとか快復してほしいとぼくは願った
今日鬱病が治って職場復帰したことを知りぼくは嬉しかった
子会社の楽な部署に配置転換してもらったという
そして大好きだったタバコをやめたとも言っていた
本当に良かった

ひきこもり生活者にもいろいろな人生がある
ぼくに似た人たちはぼくと同じ星に生まれたのだろう
同じ運命同じ重荷を背負っている
彼らの人生は励みや教訓になる
おまえも社会復帰がんばれよという無言のエールだと思いたい
今タバコを吸いながらこれを書いている
また値段が上がる前に禁煙治療でも受けてみようか


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