2012年6月7日木曜日

両親


ぼくは今日パートの面接を受けてきた
製造工場での仕事だ
ひきこもりたいくせに定職が無いと不安で気が滅入ってしまう
今のぼくに必要なのは開き直りだ
生活のためだと開き直って働くしかない
自分の生活だけじゃない
ぼくは両親も養わなくちゃならない
ここに採用されることを願っている

自分の将来について
ぼくはもうあきらめているのだが
今はただ老いた両親のことが気がかりでしかたがない
ぼくは貯金ゼロなのだが困ったことに両親も貯金がない
年金も最低の金額しか貰っていないようだ
父はお金に無頓着な人だし母は浪費家なところがある
親の貯金や年金をあてにして頼るどころか逆にこっちが頼られている
だからぼくは働かなくちゃならない

ぼくは異性との出会いというハプニングを避けて生きてきた
結婚はできない結婚は無理だと両親に腹を割って話したことがある
両親にはぼくがどんなに惨めな人間かをちゃんと話した

他人が恐いんだ
人が恐ろしくて愛せないぼくが異性を愛せるわけがない
ひとりぼっちが好きなんだ
ぼくの幸せは部屋にひとりでいることだ

母の涙を初めて見た
手塩に育てた一人長男がとんだ欠陥品だったのだから
さぞや失望もしたことだろう
両親には家系を絶やして申し訳ないと思っている

みんな老いていく
両親が亡くなった後ぼくも静かに世を去るだろう
終わりは近づきつつある


夕食時に連絡があって採用が決まった
対応が早すぎる
きっとブラックなのだろう
来週から仕事だ

期待はしないほうが良さそうだ



1 件のコメント:

  1. ブログの方を拝見させて頂きました。
    一人息子が欠陥品というくだりは私も胸が痛くなりました。「結婚」という二文字が呪いのように思えてきます。周囲の人間はたまにどうしようもなく無頓着な気がします。

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